過去のHP記事再現(49)アンテナプロジェクト(31)オメガマッチング回路検証(1)

 ※別テーマで掲げています給電線とアンテナ整合ですが、偶然ながらこちらもアンテナ(負荷)との整合回路での試行錯誤編となっています。※ 

垂直型八木アンテナ オメガマッチング回路の設計
Vertical YAGI Antenna for Low Band DXing
(2009年1月 公開)

第7章 オメガマッチングでのアンテナ調整編 

 この章では、アンテナを調整するための手法と指向性調整のポイントを採り上げています。当初、オメガマッチング回路と使用して、75m/80m各モノバンド仕様として調整しました。その後、オメガマッチング回路利用では、2バンド瞬時切替が困難とわかりました。


1 オメガマッチング回路

(1)オメガマッチング回路製作
 ※Tマッチ、ガンママッチ、オメガマッチと同様な方法はいろいろとあるのですが、一番ロッド線長が短くて済む、オメガマッチを選択しています。しかし、その代わりに可変範囲が大きい耐圧もとれる大型バリコンが2個必要となりました。※

omegamatch003.jpg 
(写真1)電工用防水箱を利用した外観写真

omegamatch回路.JPG
(写真2)防水箱内のマッチング回路写真

 500pF(1.5KV耐圧)バリコンを2個、20P端子台、M型コネクタメス1個を防水箱内の木枠に取り付けたもの。配線は、1.6㎜径のエナメル線を使用した。

この記事へのコメント

JO3KRP
2022年07月29日 08:08
コメントをいただきありがとうございます。内容を拝見させていただきますとアンテナは良好に動作していると思います。160mバンドをじゅうぶんお楽しみください。
 今回これをネタとして、新たな記事で
「タワードライブ・アンテナへコメントをいただいたお知らせ」
https://jo3krp-o.at.webry.info/202207/article_31.html
として紹介させていただきました。そちらもご覧ください。今後ともよろしくお願いします。
ABU
2022年07月26日 15:37
ABUと申します。

本記事を参考にさせていただきオメガマッチによりタワードライブアンテナを完成させることができました。まだ本格運用を開始して1日目ですが、FT8にて日本国内の1、2、3、5、7、0のエリア及び小笠原とQSOできました。空中線電力は100Wです。

タワーの高さ     18m
マッチングエレメント IV線 3.5sq
上から2段目より、タワーとの間隔は約50cm
オメガマッチのバリコン
 C1 ~200pf   1KV
 C2 20~495pf 1.5KV

FT8で必要な1.840MHzの一点で調整しSWR1.15を得ました。
実用範囲は 1.832(SWR1.46) ~ 1.850(SWR1.54)
と極めて狭くなっています。

参考とさせていただいたのは写真です。こんなに大型のバリコンが必要なんだと理解しました。

ありがとうございました。
今後のご活躍を楽しみに拝見させていただきます。
2022.07.26

この記事へのトラックバック

ラベルリスト

最近のコメント