（物語＃4)県庁アルバイト嬢たち（2）彼女達の目的と甘くて危険な「わな」？

　これは、今現在の県庁内のアルバイトさんたちの実態ではありません。
　また、今回記述の過去の出来事に対しても、一番先に書いたように「たぶん...こうだったんじゃんないか？」の推定（憶測）です。
　ですから、今回の記載内容が事実であるとは言えません。
　そこの部分は勘違いしないでください。
（本論）
　ある筋から私達（公務員側）に忠告されたのは、彼女たちの目的と彼女達の後ろ盾の正体です。
「彼女達と交際をするのを咎めることはできないが、次のことを十分承知の上で交際する必要がある。」とのことです。
1.彼女達の目的
　まだ結婚適齢期には少し早いのですが、彼女達の目的は「婿探し」です。それも県庁内の将来有望とされるエリート職員に狙いを定めて、その方との交際成就に日々努力を重ねているということです。

　ところが、県庁内には、独身の若い職員は、そんなにおりません。なぜなら、採用初めの勤務は、地方の出先機関からとなる方がほとんどだからです。そして、その出先機関で知り合った女性と結婚していくことが多かったのです。

　ですから、県庁内の数少ない独身男性職員は、まず、彼女たちの対象となったということです。

2.彼女達の後ろ盾
　彼女たちは、県庁の重要ポスト役付や、県会議員の子女たちではありませんが、この方々との何らかの縁者であったことは、十分想像できます。

　ですから、彼女達と結婚することは、県庁内の権力闘争に巻き込まれてしまう危険性が考えられるのです。
（普段の時期は表面化しません。ただ、選挙時期となるとこれらの裏の関係がはっきりと表れるのでは？）
※あくまで、私の勝手な妄想なので、そのような事実があったかは不明です。※

3.婿養子の立場を求められる
　これは、私が関わった彼女たちだけの問題だったかもしれません。
　紹介者は単なる親切心からの行為だったかもしれませんが、私と同じ係の同僚との二人に対して、アルバイト女子二人をまるで「お見合い」のように紹介されたかたちだったのです。

　その二人の女子は共に、嫁に行くのではなく、「婿養子」希望ということでした。なぜなら、彼女達は、一人娘だったからです。
　
　※この問題が「結婚」問題について一番ハードルが高い障害と思っています。それは、私の場合ですが、こちらも「一人っ子」なのです。しかも、当時は、家庭の事情から私の母親と同居が最優先課題となっていました。これは、女子から見て、一番最悪のケースなのです。※

　ですから、私達（男子二人）は、彼女達との個人的な付き合いには、全く消極的だったのです。向こうもその立場は同様でした。婿入りしてくれる見込みの無い者には、すぐに興味を失ったようです。

　ただ、仕事関係はうまくこなす必要がありました。彼女達の機嫌をとることで仕事はスムーズに処理できるからです。そのため時には、喫茶店等で茶飲み会話はするくらいのお付き合いはしていたように思います。

　最後に、彼女たちアルバイト嬢の美貌は素晴らしかった。また、服装も華やかだった。ただ、そこには危険な「わな」が待ち受けているように私には感じられたのです。
※事実はどうだったか？は、その誘いには乗じていないので、全くわかりません。※、