(HDA比較)水平1λDP_16.676MHz_6mH_1.2㎜Wireモデル【検証-2】2つの周波数範囲特性

 以前やりましたHDAアンテナと同じ周波数範囲となる、16.676MHz中心の周波数特性を±100KHz帯域と±1000KHz帯域の両方で見てみます。こちらは、途中の±200~±500KHz帯域でもエラーしませんでした。ですから、両帯域特性のどちらも正しいとみることができます。
(本論)
1. Z(R、jX)
① ±100KHz帯域
1λDP_050.PNG
② ±1000KHz帯域
1λDP_051.PNG
 とちらの帯域でもR、jXともに周波数に対する変動は直線的に穏やかに推移しています。50Ωではありませんが、アンテナマッチングはやり易いアンテナと言えます。

2. SWR
① ±100KHz帯域
1λDP_052.PNG
② ±1000KHz帯域
1λDP_053.PNG
 SWR<1.5とSWR<2.0帯域のどちらも①のほうが、広帯域となる結果となるようです。HDAアンテナも同様の結果でした。HDAアンテナの両方帯域の算定も正しいとみて良いようです。
 さらに、HDAアンテナ結果も今回の周波数帯域とほぼ同じ帯域となっていることから、HDAアンテナも1λで動作する高調波アンテナと判断できます。

3. 利得GaとF/B
① ±100KHz帯域
1λDP_055.PNG
② ±1000KHz帯域
1λDP_059.PNG
 利得変動は穏やかですが、周波数に比例して減少経過です。F/Bも同様で、周波数上昇に伴い無くなります。ただし、F/Bの方向は、後ろ方向(-x,-y)となっていて、この傾向は、HDAアンテナと一致しています。

4. パターン(±1000KHzのみ)
1λDP_057.PNG
 パターンは、広帯域にわたり安定しています。ここは、HDAアンテナと全く異なるところです。HDAアンテナには、各共振周波数が異なる複数のエレメントが同時に動作しているため(仮定推論)と考えています。
 

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