地表から離れたLOOP形状GPアンテナの動作(2)各性能の周波数特性
余談ですが、昨日、知り合いの散髪屋さんで、その朝のTV放送番組(https://www.tbs.co.jp/gacchiri/)冒頭で紹介された、ある会社の戦略「ブランド品などの本物/偽物を写真だけでAIが判別」内容について聞かれました。遂にAIは一般の世間話までに広まったことを切に感じました。
ただ、問題点として、「AI回路の内部動作は(AI回路作者も含めて)誰も理解できていない。」ことだけは強調しておきました。確かにAIは今後のビジネスには欠かせないツールです。しかし、その欠点(危険性)をメリットと同様によく理解しておく必要があると思っています。
今回は、周波数特性についての分析です。通常のGPアンテナと何ら変わりが無いように見えます。
(本論)
1. Z(R,jX)特性

マッチングは取らない状態の場合です。共振点は設計どおりの7.100MHzです。
2. SWR特性

7.100MHzで50Ωにマッチングをとった場合の帯域幅です。SWR<1.5は約230KHz帯域、SWR<2.0では約442KHz帯域が取れます。
3. GaとF/B

Gaは7.000MHz付近が高く、7.2000MHzが低い傾向ですが、その差は0.1dB以下ですから、ほぼ一定とみてよいと思います。F/Bもほぼ無指向性です。したがって、アース側の形状はアンテナ動作に影響を与えないとみてよいと思います。
4. パターン

上記特性がよく判るパターン表示となっています。GPアンテナとして、きれいな放射パターンとなっています。問題点は、Ga:1.9~2.0dBiと標準よりも1dB程度低いところです。ただし、これは地表の電気定数の影響によるものと考えられます。つまり、アース側の面積形状を広くしても、それを改善できないことを意味します。
次回は、これと比較するためにλ/4長のGP線×4本で構成する標準タイプとの違いがあるか?を検討することにします。
ただ、問題点として、「AI回路の内部動作は(AI回路作者も含めて)誰も理解できていない。」ことだけは強調しておきました。確かにAIは今後のビジネスには欠かせないツールです。しかし、その欠点(危険性)をメリットと同様によく理解しておく必要があると思っています。
今回は、周波数特性についての分析です。通常のGPアンテナと何ら変わりが無いように見えます。
(本論)
1. Z(R,jX)特性
マッチングは取らない状態の場合です。共振点は設計どおりの7.100MHzです。
2. SWR特性
7.100MHzで50Ωにマッチングをとった場合の帯域幅です。SWR<1.5は約230KHz帯域、SWR<2.0では約442KHz帯域が取れます。
3. GaとF/B
Gaは7.000MHz付近が高く、7.2000MHzが低い傾向ですが、その差は0.1dB以下ですから、ほぼ一定とみてよいと思います。F/Bもほぼ無指向性です。したがって、アース側の形状はアンテナ動作に影響を与えないとみてよいと思います。
4. パターン
上記特性がよく判るパターン表示となっています。GPアンテナとして、きれいな放射パターンとなっています。問題点は、Ga:1.9~2.0dBiと標準よりも1dB程度低いところです。ただし、これは地表の電気定数の影響によるものと考えられます。つまり、アース側の面積形状を広くしても、それを改善できないことを意味します。
次回は、これと比較するためにλ/4長のGP線×4本で構成する標準タイプとの違いがあるか?を検討することにします。
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