オーディオSPシステムへ天然木廉価インシュレーター(総額¥500)にて音質改善!
久しぶりのオーディオネタとなります。実は、計画はもっと前から準備していて、また、それに必要な材料も入手していたのですが、なかなか今回の改良へ着手する気になれませんでした。というのは、大した効果は得られないだろうと思っていたのと、根本的な問題は、スピーカー(以下、SP)の性能自体の問題なのだろうと勝手に決めつけていました。というのは、今回の対象SPは、2本ペアで約2.5万円程度だったことからです。
(音質の不満点記述)
1Fリビング・オーディオ音質改善(10)現時点の不満点
https://jo3krp2.seesaa.net/article/504929197.html
ですが、その値段は、モデル終結に伴う最終処分価格であって、(円高となる以前)当初、約5万円程度で販売していた海外製品(メーカーはイギリスですが、中国で生産品)で、オーディオ雑誌等の評価も悪くありません。いくつかの冊子において、ベストバイ製品の中に含まれていました。それで、まだできる改善を試みることにしたのです。
また、キャビネットは小型ですが、Wooferは16cmでアルミ製です。しかも、バスレフによる低音増強がかなり強く現れています。これについては、付属する高密度スポンジでダクトを防ぎ、密閉型に近い動作としていますが、それでも中低域の音量が豊富なため、中音域のうち中高音域(プレゼンス領域)となる2~3KHz付近を中心としたSPの魅力が一番出る音域が中低域でマスクされてしまうことにより、大事なプレゼンス領域音域が出力不足と感じていました。
この原因としては、プレゼンス領域を受け持つtweeter側ユニットの高さ位置が、聴取時の耳位置よりも低くなっているためだろうと考えていました。ところが、SPスタンドの高さの関係で、耳位置まで持ち上げるためには、後10cm高くしないと駄目だったのです。
それらに対応する措置が、今回紹介する木製六面体(50㎜×3辺×6面)を使用した3点支持のインシュレーターです。
SP位置を嵩上げすると同時にSP箱からの振動をスピーカースタンドへと伝達してしまうところをこの部分で完璧にアイソレーションすることができました。
なお、これに利用できる銘木関係は、既に見つけていました。
「商工祭り」出品のオーディオ素材を写真取材(3)厚みのある銘木端材たち
https://jo3krp2.seesaa.net/article/505378478.html
しかし、これらは今回のシステム全体価格に比べますと値段が高くなることから、まず、インシュレーターの効果があるかを確かめるために、もっと廉価な木材を探していたところ、100円ショップで試験運用には適している無垢のヒノキ(檜)材を見つけたことから、今回の計画を実行したものです。
(本論)
1.準備する材料

今回は、あくまでお試しだったので、近くの100円ショップで購入できる材料としました。上記は、その残りの材料を撮影したものです。
(1)天然木材(無垢のヒノキ)45㎜角立方体×2個入り(100円)を3組
各SPに3個使用します。
(2)傷防止用パッド(40㎜Φ)×8個入り(100円)×2組
各立方体に2個使用します。全部で、2×3×2=12個
2. 単体のインシュレーター完成形(着色前)

表面加工化粧していない切断面の上下にパッドを張り付けて完成です。色を気にしないのなら、このままSP本体底部とSPスタンドの上面との間に挟みこむだけです。
3. インシュレーターの設置状況

SP本体とSPスタンドが共に黒色だったので、それに合うように黒に着色しました。といっても、油性マジックで表面を塗っただけの簡易処理です。
4. SPシステムの全体状況

全体的な雰囲気を紹介するために撮影したものです。
5. 当初の改良計画では
今回の廉価木片ではなく、オーディオ的に優れている(?)と言われている高価な銘木を採用する予定でいたのです。しかし、そういった木片を挟むことでSPシステム全体の(耐震面での)安全が保たれるか?を先に実際に試してみようと最も安価な100円ショップで見つけた今回の廉価版木片を使ったところ、これでオーディオ的にも全く問題無く、木片固有の音の響きが付加されることは皆無だったのです。それを十分に確認できたことから公開することにしました。
6. 今後の方向性
この音質改善は、もう少し続けるつもりです。というのは、あと少しだけ未だ高さが足りません。そこで、次は金属(真鍮)製の市販インシュレーターをさらに追加して、さらなる点接触支持となるようにする予定としています。
というか、当初それを含めたSPの高さ位置の嵩上げが目的だったのですが、その前の段階として木材だけを試験的に仮設置した、今回の状態がとても効果的で、当初に掲げた音質の問題は一挙に解決できてしまったことが、一番予想を超えた事態となりました。
(音質の不満点記述)
1Fリビング・オーディオ音質改善(10)現時点の不満点
https://jo3krp2.seesaa.net/article/504929197.html
ですが、その値段は、モデル終結に伴う最終処分価格であって、(円高となる以前)当初、約5万円程度で販売していた海外製品(メーカーはイギリスですが、中国で生産品)で、オーディオ雑誌等の評価も悪くありません。いくつかの冊子において、ベストバイ製品の中に含まれていました。それで、まだできる改善を試みることにしたのです。
また、キャビネットは小型ですが、Wooferは16cmでアルミ製です。しかも、バスレフによる低音増強がかなり強く現れています。これについては、付属する高密度スポンジでダクトを防ぎ、密閉型に近い動作としていますが、それでも中低域の音量が豊富なため、中音域のうち中高音域(プレゼンス領域)となる2~3KHz付近を中心としたSPの魅力が一番出る音域が中低域でマスクされてしまうことにより、大事なプレゼンス領域音域が出力不足と感じていました。
この原因としては、プレゼンス領域を受け持つtweeter側ユニットの高さ位置が、聴取時の耳位置よりも低くなっているためだろうと考えていました。ところが、SPスタンドの高さの関係で、耳位置まで持ち上げるためには、後10cm高くしないと駄目だったのです。
それらに対応する措置が、今回紹介する木製六面体(50㎜×3辺×6面)を使用した3点支持のインシュレーターです。
SP位置を嵩上げすると同時にSP箱からの振動をスピーカースタンドへと伝達してしまうところをこの部分で完璧にアイソレーションすることができました。
なお、これに利用できる銘木関係は、既に見つけていました。
「商工祭り」出品のオーディオ素材を写真取材(3)厚みのある銘木端材たち
https://jo3krp2.seesaa.net/article/505378478.html
しかし、これらは今回のシステム全体価格に比べますと値段が高くなることから、まず、インシュレーターの効果があるかを確かめるために、もっと廉価な木材を探していたところ、100円ショップで試験運用には適している無垢のヒノキ(檜)材を見つけたことから、今回の計画を実行したものです。
(本論)
1.準備する材料

今回は、あくまでお試しだったので、近くの100円ショップで購入できる材料としました。上記は、その残りの材料を撮影したものです。
(1)天然木材(無垢のヒノキ)45㎜角立方体×2個入り(100円)を3組
各SPに3個使用します。
(2)傷防止用パッド(40㎜Φ)×8個入り(100円)×2組
各立方体に2個使用します。全部で、2×3×2=12個
2. 単体のインシュレーター完成形(着色前)

表面加工化粧していない切断面の上下にパッドを張り付けて完成です。色を気にしないのなら、このままSP本体底部とSPスタンドの上面との間に挟みこむだけです。
3. インシュレーターの設置状況

SP本体とSPスタンドが共に黒色だったので、それに合うように黒に着色しました。といっても、油性マジックで表面を塗っただけの簡易処理です。
4. SPシステムの全体状況

全体的な雰囲気を紹介するために撮影したものです。
5. 当初の改良計画では
今回の廉価木片ではなく、オーディオ的に優れている(?)と言われている高価な銘木を採用する予定でいたのです。しかし、そういった木片を挟むことでSPシステム全体の(耐震面での)安全が保たれるか?を先に実際に試してみようと最も安価な100円ショップで見つけた今回の廉価版木片を使ったところ、これでオーディオ的にも全く問題無く、木片固有の音の響きが付加されることは皆無だったのです。それを十分に確認できたことから公開することにしました。
6. 今後の方向性
この音質改善は、もう少し続けるつもりです。というのは、あと少しだけ未だ高さが足りません。そこで、次は金属(真鍮)製の市販インシュレーターをさらに追加して、さらなる点接触支持となるようにする予定としています。
というか、当初それを含めたSPの高さ位置の嵩上げが目的だったのですが、その前の段階として木材だけを試験的に仮設置した、今回の状態がとても効果的で、当初に掲げた音質の問題は一挙に解決できてしまったことが、一番予想を超えた事態となりました。
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