Mobile Whip Antenna(15)DuoBand(7/21MHz)Ver2.1:周波数特性(1)7MHz帯

 ここでは、独自方式の改良版Ver2.1方式の場合の7MHz帯での周波数特性を採り上げます。利得は上がりましたが、その分、稼働周波数帯域がどうなるかが一番心配されました。果たしてどうなのでしょう?今回の結果での評価をお願いします。

 また、コイルのQについては、メーカ仕様の通常のモービルホイップの50程度では、利得性能が出ないだけでなく、給電インピーダンスも、うまく調整できません。やはり、固定用の市販ローディングコイル並みのQ:100がベストのようです。


(本論)
1 インピーダンスZ(RとjX別)
MobileWhip721独自仕様Ver2..1_050.PNG

2. SWR特性(マッチング回路なし)
MobileWhip721独自仕様Ver2..1_051.PNG

3. 利得GaとF/B
MobileWhip721独自仕様Ver2..1_052.PNG

4. パターン
MobileWhip721独自仕様Ver2..1_053.PNG

5. Ver2との帯域全体性能比較
 改良前のVer2と比較しますと帯域特性は、【SWR<1.5】53KHz(Ver2:55KHz)と【SWR<2.0】93KHz(Ver2:97KHz)となって、わずかに狭くなっています。
 その分、動作利得は、Ga:±0.0~+1.4dbi(Ver2:-0.5~+1.1dBi)とわずかですが利得上昇を得ています。
※実用上は、7MHzバンドだと、どちらでも違いは無いと思います。今回の改造は、21MHzの水平放射パターン改善を対象としています。

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