Mobile Antenna #2(8)【メーカ製Coil (MD4020)使用時】7MHz:基本特性

 メーカー製のコイルを使ったモデル”MD4020”について、今回参考として、MMANAにて動作を再現してみました。
 SWR<1.5帯域幅から、MD-4020コイルのQを探ったものです。するとコイルのQ:100あたりと高くなっていることが判りました。


 ※MD2040の諸元については、https://www.diamond-ant.co.jp/pdf/md/md_200.pdf にあるVSWR表より読み取り、SWR<1.5帯域は、26KHzとしました。
 なお、コイル諸元は明らかにされていないので、今回のアンテナ定義では、非公開としています。


(本論)
1.アンテナ定義
MD4020_010.PNG

2.アンテナ形状と電流分布
MD4020_020.PNG

3.計算
MD4020_030.PNG 
No.1は、自由空間の場合で、DP比利得:-3.56(ORG.Coil:-5.49)dBdは、+1.93dBと素晴らしい性能だと思います。
No.2は、MMANA標準大地(都会地)の場合
No.3は、No.2大地の給電点直下の大地に5m×12本ラジアルを埋設した場合、動作利得+2.85dBiは、ORG.Coilの+0.39dBiとの比較で、+2.46dBと高利得です。但し、その分、SWR帯域がORG.コイルよりも、かなり狭帯域特性となります。(次回、周波数特性にて対比)

4.パターン
MD4020_040.PNG

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