【Radiator直結】50MHz用八木:8エレメント(17)W1JR_Like_direct coupling(4)Ga&F/B追及(周波数特性)と元の状態と比較対比
利得とF/B追及したラジエータ直結アンテナの特質は、今回の周波数特性に顕著に現れています。
それらについては、個々のデータで分析していきます。
(本題)
1. 給電点インピーダンスZ(RとjX別)

給電点インピーダンスZのうち、Rの低下が目立ちます。利得を追求した場合に見られる現象です。また、リアクタンス(キャパシティブ)の変化も大きくなります。こちらは、周波数が高くなっていくのにキャパシティブ(容量性)が大きくなるとF/Bに関与していると考えられます。
※DPなら周波数が高くなるとインダクティブ(誘導性)になるのが通常
2. SWR特性

上記1の変化に伴い、SWRの変化も激しくなります。本来のW1JR設計のものとは、SWR変化が異なり、周波数帯域も狭くなります。
SWR<1.5 SWR<2.0
W1JR準拠 4406KHz 8760KHz
今回モデル 1641KHz 3356KHz
それでも、50.0MHz~51.0MHzの範囲だとSWR<1.4を満足しており、最低は、50.750MHz付近でSWR1.1以下となります。
3. 利得及びF/B特性

(1)利得比較Ga:dBi
MHz W1JR準拠 今回
50.0 18.2 18.4
50.25 18.3 18.6
50.5 18.4 18.7
50.75 18.5 18.8
51.0 18.5 18.8
(2)F/B比較:dB
MHz W1JR準拠 今回
50.0 18.8 20.4
50.25 20.7 22.4
50.5 22.8 25.0
50.75 24.4 24.8
51.0 24.4 20.4
となって、今回の場合は、
最大利得Ga:18.8dBi(50.75~51.00MHz)
最大F/B:25dB (50.5MHz)
50.0MHz~51.0MHz範囲だとほぼGa:18.5dBi、F/B:20dB以上を満足しています。
4. パターンの周波数特性

上記特性を一覧で見ることができます。
また、前回のパターンとの比較をしますとパターン自体のかたちも異なっていることが解ります。
(改良前パターン)

それらについては、個々のデータで分析していきます。
(本題)
1. 給電点インピーダンスZ(RとjX別)
給電点インピーダンスZのうち、Rの低下が目立ちます。利得を追求した場合に見られる現象です。また、リアクタンス(キャパシティブ)の変化も大きくなります。こちらは、周波数が高くなっていくのにキャパシティブ(容量性)が大きくなるとF/Bに関与していると考えられます。
※DPなら周波数が高くなるとインダクティブ(誘導性)になるのが通常
2. SWR特性
上記1の変化に伴い、SWRの変化も激しくなります。本来のW1JR設計のものとは、SWR変化が異なり、周波数帯域も狭くなります。
SWR<1.5 SWR<2.0
W1JR準拠 4406KHz 8760KHz
今回モデル 1641KHz 3356KHz
それでも、50.0MHz~51.0MHzの範囲だとSWR<1.4を満足しており、最低は、50.750MHz付近でSWR1.1以下となります。
3. 利得及びF/B特性
(1)利得比較Ga:dBi
MHz W1JR準拠 今回
50.0 18.2 18.4
50.25 18.3 18.6
50.5 18.4 18.7
50.75 18.5 18.8
51.0 18.5 18.8
(2)F/B比較:dB
MHz W1JR準拠 今回
50.0 18.8 20.4
50.25 20.7 22.4
50.5 22.8 25.0
50.75 24.4 24.8
51.0 24.4 20.4
となって、今回の場合は、
最大利得Ga:18.8dBi(50.75~51.00MHz)
最大F/B:25dB (50.5MHz)
50.0MHz~51.0MHz範囲だとほぼGa:18.5dBi、F/B:20dB以上を満足しています。
4. パターンの周波数特性
上記特性を一覧で見ることができます。
また、前回のパターンとの比較をしますとパターン自体のかたちも異なっていることが解ります。
(改良前パターン)
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