50MHz用8エレメント八木(22)FDラジエータにUバラン方式(4)FD水平部エレメントflat化:周波数特性:Seg:0,-1指定違い検証

 以前の記事では、セグメント指定(Seg:0)の周波数特性について未公開だったことから、今回、同じMMANAモデルでのSeg0,-1の両計算を行い、同時に比較表示しています。
 これだとセグメント指定による計算の違いがはっきりします。

★留意事項★
 但し、Seg:-1が絶対的に正しい計算であるとは言えないことが、次の対象モデルとなるヘアピンマッチモデルでマッチングをワイヤ定義で指定した場合に問題となりました。

 ですから、セグメント指定は、その適用をどうするかが、MMANAの使いこなしの難点部分だと思っています。これについては、ヘアピンマッチモデルにて、もっと詳しく解説する予定です。今のところの結論では、MMANA計算結果をそのまま鵜呑みするのではなく、実際のモデルでの検証が必ず必要だということです。

(本題)
 FD水平部エレメントflat化モデルの各周波数特性
1. 給電点インピーダンスZ(RとjX別)
(1) Seg:0 計算
YAGI6m8ele_FD-2maxbal-1FDflat_Seg-0_150.PNG
(2) Seg:-1 計算
YAGI6m8ele_FD_Seg-1_150.PNG

2. 上記1におけるSWR特性
(1) Seg:0 計算
YAGI6m8ele_FD-2maxbal-1FDflat_Seg-0_151.PNG
(2) Seg:-1 計算
YAGI6m8ele_FD_Seg-1_151.PNG

3. 利得及びF/B特性
(1) Seg:0 計算
YAGI6m8ele_FD-2maxbal-1FDflat_Seg-0_153.PNG
(2) Seg:-1 計算
YAGI6m8ele_FD_Seg-1_153.PNG

4. パターンの周波数特性
(1) Seg:0 計算
YAGI6m8ele_FD-2maxbal-1FDflat_Seg-0_154.PNG
(2) Seg:-1 計算
YAGI6m8ele_FD_Seg-1_154.PNG

5. FDラジエータモデル総評価
 前回の複合パイプモデルとの一致で言えば、seg:-1指定が適切だと判断します。この根拠として、ラジエータの形状・寸法が同程度なら、その違いが、アンテナ性能に影響を与えることは、微々たる違いのみだろうと考えるからです。

 また、FDラジエータとDPラジエータの性能に原理的違いはありません。ですから、ラジエータ形状には、特にこだわる必要が無いと考えます。後は、マッチング構造による工作手間とその後の耐久性により、マッチング方式を選択することが重要であると考えます。

 その意味で、FDラジエータ+Uバラン方式の場合、その接合部における防水対応がきちんとできるか否かにかかっています。お薦め形態は、電工用の防水BOXの余裕のある大きさのものを使い、Uバラン同軸と給電同軸及びエレメント接続は、そのBOX内部でできれば、理想であると考えます。これなら、同軸ケーブルへの雨水の侵入は、ほぼ防止できると考えます。
※防水BOXの下部に水抜き穴を忘れないでください。

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