(補足)MMANA空間での波長短縮率の算定

 今回は、MMANA空間において、波長短縮率がどのような値として計算しているかの推定を行います。
これは、ヘアピンマッチの平行2線式線路のフィーダをワイヤ定義で指定した場合の波長短縮率にMMANA自体が適用していると思われるからです。
今回セグメント指定を0と-1での違いも検証しています。これにより、DPの給電点インピーダンスZ=R+jX計算が違っているからです。
つまり、アンテナ定義のセグメント指定により、スタブマッチ・計算ツールに入力する波長短縮率も違ってくることを説明しています。


(本論)
(1)Seg:0計算
机上によるλ/2DPの片側エレメントL0
(300/50.5)×1/4=1.485m
波長短縮50MHz_001.PNG
このときのSeg:0におけるR、jXは、
R=83.956 Ω
jX=41.318 Ω
Gh:0.02dBd
Ga:2.17dBi
波長短縮50MHz_002.PNG

エレメント短縮によるjX≒0のエレメント長L1は
MMANA計算
L1=1.437
波長短縮50MHz_003.PNG
R=71.682 Ω
jX=0.349 Ω
Gh:-0.02dBd
Ga:2.13dBi
波長短縮50MHz_004.PNG
∴50MHzでの波長短縮率は
1.437÷1.485≒0.968 (Seg:0)

(2)Seg:-1計算
机上によるλ/2DPの片側エレメントL0
(300/50.5)×1/4=1.485m
波長短縮50MHz_001Seg-1.PNG
このときのSeg1におけるR、jXは、
R=85.915 Ω
jX=41.318 Ω
Gh:0.02dBd
Ga:2.17dBi
波長短縮50MHz_002.PNG
エレメント短縮によるjX≒0のエレメント長L1は
MMANA計算
L1=1.432
波長短縮50MHz_003Seg-1.PNG
R=71.795 Ω
jX=0.503 Ω
Gh:-0.02dBd
Ga:2.13dBi
波長短縮50MHz_004Seg-1.PNG
∴50MHzでの波長短縮率は
1.432÷1.485≒0.964 (Seg:-1)

(3)結果
波長短縮率は、
Seg::0 指定のときは、0.968
Seg:-1  〃    0.964 
となりました。
これから、MMANA空間だと50MHz付近での波長短縮は、0.96~0.97の範囲内でなら適正だと判断します。

この記事へのコメント

JA7PRV
2025年07月20日 20:19
niceです(^_^)v

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