【伝送線路の基礎理論】伝送線路の電圧と電流分布式の導出(2)反射係数(2)前回に漏れた説明図及び記事中でのベクトル表記が不可な点を説明
前回の説明では、説明図の「第5.29図」が漏れてしまいました。また、本来ならベクトル表記で、例えば、インピーダンスZなら、そのZの上に「・」点を付けて、ベクトルである明示をしなければ正しい解説となりません。それを今回補足します。
(本論)
5.6.伝送線路の電圧・電流分布
5.6.1.反射係数
https://jo3krp2.seesaa.net/article/516974467.html
に追加すべき内容です。
基本的な伝送回路図は、
第5.28図のような伝送線路上の任意の点の電圧、電流Vx、Ixは、
A,Bを線路長xに無関係な定数、γを伝搬定数(線路長1mあたりの電圧または電流の伝送比の自然対数で表示)、Zoを特性インピーダンス(線路が無限長のときの入力インピーダンスと等しい。)としますと
Vx=Ae^(-γx)+Be^γx
}......(5.259)
ZoIx=Ae^(-γx)-Be^γ
電圧、電流の分布を表すこれらの式は、分布定数回路または伝送線路の基本式といわれるもので、あらゆる伝送回路を取り扱う場合の基礎になります。(5.259)式でAe^(-γx)は入射波、Be^γxは反射波を意味します。

無限長線路の場合は反射がなく、また特性インピーダンスで終端した線路でも無限長線路と同様なので、第5.29図を用いて
Vx Ae^(-γx)+Be^γx
──=Zo=Zo───────────── .....(5.260)
Ix Ae^(-γx)-Be^γ
∴ Ae^(-γx)+Be^γx =Ae^(-γx)-Be^γ .....(5.261)
∴ B=0
となり、反射波がなくなります。
入射波をVi、反射波をVrとしますとVx,Ixは
Vx=Vi+Vr
}......(5.262)
ZoIx=Vi-Vr
となります。
★重要★(記事内にベクトル表記ができない点)
そして、大事な注意点として、
「γ、Vx,Ix,Vi,Vrはすべて上に「・」がつくベクトルです。」
ここでは、表記しづらいので省略しました。今後もベクトルとなる表記は当記事で表現できないので、都度説明を付記しますが、Z(・)=R+jXで示される複素数となる表記の記号は、全て「・」が上につくベクトルだと判断してください。
(本論)
5.6.伝送線路の電圧・電流分布
5.6.1.反射係数
https://jo3krp2.seesaa.net/article/516974467.html
に追加すべき内容です。
基本的な伝送回路図は、
第5.28図のような伝送線路上の任意の点の電圧、電流Vx、Ixは、
A,Bを線路長xに無関係な定数、γを伝搬定数(線路長1mあたりの電圧または電流の伝送比の自然対数で表示)、Zoを特性インピーダンス(線路が無限長のときの入力インピーダンスと等しい。)としますと
Vx=Ae^(-γx)+Be^γx
}......(5.259)
ZoIx=Ae^(-γx)-Be^γ
電圧、電流の分布を表すこれらの式は、分布定数回路または伝送線路の基本式といわれるもので、あらゆる伝送回路を取り扱う場合の基礎になります。(5.259)式でAe^(-γx)は入射波、Be^γxは反射波を意味します。
無限長線路の場合は反射がなく、また特性インピーダンスで終端した線路でも無限長線路と同様なので、第5.29図を用いて
Vx Ae^(-γx)+Be^γx
──=Zo=Zo───────────── .....(5.260)
Ix Ae^(-γx)-Be^γ
∴ Ae^(-γx)+Be^γx =Ae^(-γx)-Be^γ .....(5.261)
∴ B=0
となり、反射波がなくなります。
入射波をVi、反射波をVrとしますとVx,Ixは
Vx=Vi+Vr
}......(5.262)
ZoIx=Vi-Vr
となります。
★重要★(記事内にベクトル表記ができない点)
そして、大事な注意点として、
「γ、Vx,Ix,Vi,Vrはすべて上に「・」がつくベクトルです。」
ここでは、表記しづらいので省略しました。今後もベクトルとなる表記は当記事で表現できないので、都度説明を付記しますが、Z(・)=R+jXで示される複素数となる表記の記号は、全て「・」が上につくベクトルだと判断してください。

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