(50MHz八木) γマッチ(13)主ビーム偏り検証(14)4エレメント八木:全ELMENTとBOOM間を絶縁

 Radだけでなく、残りの全部のエレメントをBOOM(導体)から絶縁するタイプで検証します。これは、「八木アンテナを作ろう」本にて、主ビームの偏り防止で提案している方式になります。
※BOOM自体が電気的絶縁物を使用したモデルではありません。BOOMもアルミパイプを使用している想定です。

(本論)
1. アンテナ定義(テキスト表示)
4EL6MW_γ13-14_010.PNG
 BOOM(Z軸指定0.0)と各エレメント(Z軸指定+0.02)となって、上下方向に2㎝の空間があるとしています。

2. 計算
4EL6MW_γ13-14_030.PNG
 No.2:上記設定時の計算結果

3. アンテナ形状と電流分布
(1) 全体表示
4EL6MW_γ13-14_020.PNG
 BOOMに乗る電流は、導波器Di方向はほぼぼゼロですが、反射器Ref方向には少ないですが流れています。
 Radのγマッチ部のエレメント上とγロッド上には、互いに位相が逆転する大きな電流分布があります。
 Radを除いた各エレメントにおける左右の電流バランスは正常です。(平衡状態)

(2) 給電部の拡大表示
4EL6MW_γ13-14_022.PNG
 ここまで拡大するとDi方向にも電流が流れていることが判ります。そして、Radの真下付近におけるBOOMに流れる電流の不連続点があります。 

4. パターン
4EL6MW_γ13-14_040.PNG
 RadとBOOMだけの絶縁時に生じていた主ビームの偏りが無くなりました。ただ、後方パターンはきれいな左右対称とはなりません。RadとRef間のBOOM上の電流の影響かもしれません。 
 また、垂直成分だけを見るとどちらも水平成分から比べれば極めて小さい(-40dB前後)のですが、水平パターンでは、やや左寄り(γロッドが無いエレメント)と垂直パターンでは、後方向け(Ref方向)の放射となっています。これらは、γロッドの垂直部とBOOMからの放射との合成成分だと思われます。

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